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かみのけ
最近、立て続けに2度、同じような夢を見た。

髪の毛が伸びた夢。

お会いしたことのある方はご存知の通り私は、
襟足が肩につくくらいまでも伸ばしたことなど珍しいくらい、
ここ5年間は、ずっとショートカットを維持中。

少し前見た夢の時は、肩くらいまで髪が伸びていた。
そして昨日見た夢の時は、腰くらいまで伸びていた。

伸びた髪を得た夢の中で、抱く感想・感覚はまったく同じ。

急にこんだけ伸びてラッキーーーー!
内心激しくガッツポーズ。
どないしてくくろうかしら、わくわく。
あんなしてこんなして、わくわく。
みんなびっくりするかな、わくわく。

起きるちょっと前頃から、これは夢やなぁとうすうす気づき始める。
起きて、あぁやっぱりなぁみじけーなー。

伸ばしゃいいじゃん。
思いますとも、えぇえぇ。

伸びを待つ前にどーしても切りたくなるのだ。
どーーーしても。

今回は本気で伸ばしてみようか。
いや、宣言はやめよう、自信がない。


夢にまで見るロングヘアー。
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2 dreams
私たちは車に揺られていた。
車の窓から見た空はすっきりと晴れていた。
そんな真っ青な空に、変わった雲が現れた。

その雲は三つ葉のクローバーのような形をして、
それがまるで布にプリントされた模様のようにずらーーっと並んで浮かんでいる。

まぁまぁお花みたいでかわいらしい雲たちだわ。
私は、イケてない携帯カメラを取り出し、記念にパチリ。

よく眺めていると、その雲の模様は地上に近づくにつれ、ぼんやりと溶け出しているようだった。

次の瞬間ふと気付くと私たちは皆、濃い霧に取り囲まれていた。

なにごとー!?

どうやら、私たちはあの溶け出した雲の中に入ってきてしまったようだ。
周りの人は皆、気分が悪そうだ。
今にも吐きそうになっている。
ちょうどそこに置いてあった『雲の取り扱い説明書』をちらりと見てみると、
何やら人間を気持ち悪くさせる成分が含まれている、らしい。

おそろしやー。





私たちは川をずんずん逆流していた。
山の上から下へ向かって流れているらしく、坂道を登る要領で、逆流していた。
その川はだいたいふくらはぎが真ん中へんまでつかる深さで、水が冷たかった。

両脇には、田植えをしたばっかりであろう田んぼが、棚田のように連なっていた。
田んぼの水は澄んでいる。

川の中を歩いているはずなのに、不思議なことに水面には流れもしぶきもなく、静かでまっ平らだった。

陽の光が水面に当たり、キラキラキラキラ光ってとても美しい。


川を登りきったところには、海があった。
低い並みが打ち寄せて、小石をじゃらじゃら遊ばせている。
とても小さな海のようだ。


少し散策していると、人気のない町に入っていた。
下町で、生活の匂いが漂うのに、ひとはひとりも見えなかった。
町の中ならここが一体どこなのか、住所がかかれてるかもしれない。


あの美しい水の世界を、次はあの人と一緒に歩きたい。
絶対にまたここに来たいのに。


でも、その願いは叶うことはなかった。





2日分の 私の 夢の お話。


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