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寝たい のか 寝たくない のか

泣きたい のか 泣きたくない のか

逃げたい のか 諦めたい のか そうでない のか


そんなよくわからない今宵は
寝床から見上げる一粒の星が美しい。

あ、さっきと位置ちょっと変わってる。
いかんこのままでは夜に引きずりこまれてしまう。

選択の余地があって
おいしいものをおいしいと言い合えて
穏やかに働ける場所があって
会いたい人がたくさんいて
大好きな人といられる
わたしは幸せものだ。


そろそろ目をつぶろう。
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明るいうちに家に帰ったのはいつぶりだろう、
と考えたくらい新鮮な気分だった。

太陽の日が、深い安心を与えてくれていることに改めて気付いた。



新しいワンピースを着て東へと向かう。


すこしだけきみに近づくよ。


バスは高速道路をすっ飛ばす。


いま自分がどこにいるのか、
全くわからない。


実は西へ向かっていたとしても、
全く気付かない。


この音にはふわふわのオムレツを、
この音にはとろとろに煮込んだビーフシチューを。


夜は、バスと同じようなはやさで過ぎていく。




私は私を置いて、旅に出る。


すぐに戻るけど、待ってなくていいです。


行ってきます。

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くちなしの香りの
一日のはじまりにおはようを

一日の終わりにおやすみを

伝えられたなら。



雨あがりの庭で くちなしの香りの

やさしさに包まれたなら。



きっと。


      








               『やさしさに包まれたなら / 荒井由美』


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ありがとう雨
ぱちぱちぱち
と青白い光。
すぐに消えてしまいそうな光。
静かな夢。


さっきお昼寝の時ですら私は一瞬猫に襲われそうな夢を見た。
こないだは怒った犬が目の前を飛び交っていた。


花火は時を忘れたみたいにまだ煌々と燃えていて、
その輝きは増してきている 熱をおび続けている。


嵐のような雨雨雨
のおかげでとっても幸せな夜明けをむかえた。
リんリンリん。
扉がひらいた。

いつかきっと、
明日扉がひらく。

鈴と一緒に眠ろう。



今夜の夕飯はカレー。
スパイスたっぷりことことこと。


暗くなるまでには帰ってらっしゃい。
一緒にカレーを食べましょう。



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夢の中では 微笑むあなた
手をとり行かん
月も輝き

どんなに呼べど 帰らぬあなた
優し月影 涙に霞む

儚く消えた 私の恋は
月夜の夢に 切なく終える

叶わぬ夢を 叶えと祈る

月夜に一人
月夜と一人


月夜の夢に 浜田真理子



「あの人の頭越しに見た月は、ぼんやりと霞がかかっていて
 私が泣いているのかと思った」


そう言って娘は少し笑って静かに泣いた。


「私はとっても幸せだった」
娘は顔をあげ、にかっと笑った。


それを見た私は、静かに笑って少し泣いた。

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