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2010.11.21 Sun
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星
2010.08.18 Wed
寝たい のか 寝たくない のか
泣きたい のか 泣きたくない のか
逃げたい のか 諦めたい のか そうでない のか
そんなよくわからない今宵は
寝床から見上げる一粒の星が美しい。
あ、さっきと位置ちょっと変わってる。
いかんこのままでは夜に引きずりこまれてしまう。
選択の余地があって
おいしいものをおいしいと言い合えて
穏やかに働ける場所があって
会いたい人がたくさんいて
大好きな人といられる
わたしは幸せものだ。
そろそろ目をつぶろう。
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紡
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纏
2010.05.03 Mon
明るいうちに家に帰ったのはいつぶりだろう、
と考えたくらい新鮮な気分だった。
太陽の日が、深い安心を与えてくれていることに改めて気付いた。
新しいワンピースを着て東へと向かう。
すこしだけきみに近づくよ。
バスは高速道路をすっ飛ばす。
いま自分がどこにいるのか、
全くわからない。
実は西へ向かっていたとしても、
全く気付かない。
この音にはふわふわのオムレツを、
この音にはとろとろに煮込んだビーフシチューを。
夜は、バスと同じようなはやさで過ぎていく。
私は私を置いて、旅に出る。
すぐに戻るけど、待ってなくていいです。
行ってきます。
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紡
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くちなしの香りの
2010.04.22 Thu
一日のはじまりにおはようを
一日の終わりにおやすみを
伝えられたなら。
雨あがりの庭で くちなしの香りの
やさしさに包まれたなら。
きっと。
『やさしさに包まれたなら / 荒井由美』
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紡
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ありがとう雨
2010.04.02 Fri
ぱちぱちぱち
と青白い光。
すぐに消えてしまいそうな光。
静かな夢。
さっきお昼寝の時ですら私は一瞬猫に襲われそうな夢を見た。
こないだは怒った犬が目の前を飛び交っていた。
花火は時を忘れたみたいにまだ煌々と燃えていて、
その輝きは増してきている 熱をおび続けている。
嵐のような雨雨雨
のおかげでとっても幸せな夜明けをむかえた。
リんリンリん。
扉がひらいた。
いつかきっと、
明日扉がひらく。
鈴と一緒に眠ろう。
今夜の夕飯はカレー。
スパイスたっぷりことことこと。
暗くなるまでには帰ってらっしゃい。
一緒にカレーを食べましょう。
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紡
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月
2010.03.27 Sat
夢の中では 微笑むあなた
手をとり行かん
月も輝き
どんなに呼べど 帰らぬあなた
優し月影 涙に霞む
儚く消えた 私の恋は
月夜の夢に 切なく終える
叶わぬ夢を 叶えと祈る
月夜に一人
月夜と一人
月夜の夢に 浜田真理子
「あの人の頭越しに見た月は、ぼんやりと霞がかかっていて
私が泣いているのかと思った」
そう言って娘は少し笑って静かに泣いた。
「私はとっても幸せだった」
娘は顔をあげ、にかっと笑った。
それを見た私は、静かに笑って少し泣いた。
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紡
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